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天王山 蓮花寺 (寶藏院)  東総組 111

 元禄16年(1703)大地震により、九十九里海岸に大津波が襲来し、村落住民に多数の死者を出した。この冥福を祈念するため境内地に千人塚石碑が建立され、現在も各地から参詣人がおとずれる。また境内には八八箇所御大師があり、毎年4月、五穀豊穣を祈願する善男善女信者の巡拝があり盛大である。
 なお、当寺には次のような伝承がある。そもそも当山は、源頼朝公の配領地ともいわれ、頼朝公が家来とともにこの地を訪れ、当山に立ち寄った際(開創年次はそれより200後)、住職になにか望むものはないかと問われた。そこで住職が、寺の山号と前
にある土地に名をつけてほしいと申したところ、山号は「天王山」土地は「御備鶴面」と名づけた。現在でも御備鶴面の地名はそのままになっている。昔はそれ相当の土地もあり格式高い寺であったとも考えられる。寺の周囲に無形文化財で有名な五所神社があるが、毎年8月1日に村の祭礼(御神輿)があり、昔は、当山住職が祈願しなければ神輿は出なかったと古老は語っている。他に川下部落
に蓮花寺所属の「観音堂」があり、毎月1回観音講を実施している。
 明治6年本堂・庫裡ともに全焼し、翌7年再建。この本堂も老朽化し、昭和44年に新築した。昭和33年には庫裡を新築し、51年に再び庫裡を新築して、旧庫裡を客殿とした。

(「千葉県浄土宗寺院誌」(昭和57年刊)より  天王山 蓮花寺 宝藏院 03.03.10掲載)


開   山
 了安上人
開創年次
 1429年(永亨元年)
現 住 職
 樋口 義幸
指定文化財
  
年中行事
 
事業活動
 
住   所

 山武市蓮沼イ1847

電   話
 0475−86−2277
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